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ファミリークローゼットはいらない?後悔しないためのポイント3選

ファミリークローゼットはいらない?後悔しないためのポイント3選

新築でファミリークローゼットを取り入れるべきか、悩んでいる方も多いのではないでしょうか。

最近注目を集めているファミリークローゼットですが、話題性だけで導入すると「思っていたのと違った…」と後悔するケースもあります。

家族みんなで使う共有スペースだからこそ「使いやすさ・動線・収納量」などをしっかりと考えて設計することが大切です。

この記事では、意外と見落としがちな「型」や「レイアウト」の違いも含めて、後悔しないためのポイントを3つに絞ってご紹介します。

是非参考にしてみてください!

ファミリークローゼットとは

ファミリークローゼットとは…家族全員の衣類やバッグ、小物類などをひとつの場所にまとめて収納できるスペースのことです。

ハンガーに掛けるだけで収納できるため、衣類を畳む手間が省けるなど気軽に使える点が人気の理由のひとつです。

これまでの住まいでは個人ごとにクローゼットや収納ケースを設けるのが一般的でしたが、ファミリークローゼットを導入することで、各部屋の収納スペースを減らし居住空間を広く使えるというメリットもあります。

その利便性から、近年ますます注目され新築住宅での採用率も高まっています。

ファミリークローゼットの基本の2タイプ

ファミリークローゼットには、大きく分けて「ウォークスルータイプ」「ウォークインタイプ」の2種類があります。

  • ウォークスルータイプ出入口が2つあり、通り抜けが可能。回遊性のある動線をつくりやすく、家事の効率化に役立ちます。
  • ウォークインタイプ:出入口が1つのみ。収納力が高く、個室のような使い方ができるため、プライベート感を重視したい方におすすめです。

例えば、洗面所の隣にウォークスルータイプのファミリークローゼットを設けることで「洗濯→乾燥→収納」の流れがスムーズになり、家事の時短につながります。

一方でウォークインタイプは、収納スペースをしっかり確保できるため、季節物や家族全員の衣類をまとめて管理したい場合に向いています。

ファミリークローゼットの4つの型と特徴

ファミリークローゼットのレイアウトには4つの型があります。

ライフスタイルや必要な収納量に応じて、最適な方を選ぶことが大切です。

今ファミリークローゼットが人気な理由

近年、ファミリークローゼットが注目されている最大の理由は、家事時間の軽減につながるからです。

共働き世帯の増加により、日々の家事をいかに効率よくこなすかが重要視されるようになりました。

その中で、ファミリークローゼットは「洗濯→収納→身支度」の流れを一か所で完結できるため、家事動線の短縮に大きく貢献します。

家族全員の衣類をまとめて管理できることで「誰の服をどこにしまうか」「探す手間」などがなくなり、片付けや準備のストレスも軽減されます。

従来は、畳んだ洗濯物をそれぞれの部屋に運ぶ必要がありましたが、ファミリークローゼットがあればその手間も不要。

一か所にまとめて収納できることで、移動の回数が減り、家事の効率化が図れるのです。

このような利便性が、今の時代に求められる「時短・効率化」のニーズとマッチし、人気が高まっている理由といえるでしょう。

ファミリークローゼットをいらないと感じやすいケース

便利で人気のファミリークローゼットですが、すべての家庭にとって最適とは限りません。

場合によっては「うちには必要なかったかも…」と感じることもあります。

特に以下のようなケースでは、ファミリークローゼットが合わない可能性があるため、確認していきましょう!

  • ◎家族が少人数の場合
  • 収納量がそれほど多くないため、共有スペースを設けるよりも、各部屋に個別の収納を設けた方が使いやすいことがあります。
  • ◎プライバシーを重視する家庭
    ファミリークローゼット内で着替えをすることも多いため、思春期の子どもがいる場合などは抵抗を感じることも。

    ◎スペースの確保が難しい場合
    着替えや収納を快適に行うには、3〜4畳程度の広さが必要になることもあり、間取りに余裕がないと導入が難しいこともあります。

このように、トレンドだからといってすべての家庭に合うわけではありません。

家族構成や生活スタイルに合わせて、本当に必要かどうかを見極めることが大切です。

後悔しないためのポイント3選!設置するかどうかの判断基準

ファミリークローゼットを設置するか悩んでいる場合は、下記3つのポイントを判断基準にしてみましょう。

①間取りに余裕があるか

ファミリークローゼットの設置には、3〜4畳ほどの広さが必要になることもあります。

その分、他の部屋が狭くなってしまう可能性もあるため、間取り全体のバランスを見ながら本当にそのスペースを割く価値があるかを事前に検討しましょう。

②プライバシーの問題は気にならないか

ファミリークローゼットは家族で共有するスペースのため、中で着替える場面が多くなることがあります。

そのため、プライバシーの確保が難しいと感じる家庭では、使いづらさを感じる可能性も。

特に思春期の子どもがいる場合は、共有スペースでの着替えに抵抗を持つこともあるため家族のライフステージや性格に合わせて慎重に検討することが大切です。

③将来的にも活用できるか?

ファミリークローゼットは子どもが成長して自室を使うようになったり、独立したりすると使い方が変わる可能性があります。

そのため「今だけ便利」ではなく、将来も無駄にならずに活用できるかどうかを考えておくことが大切です。

例えば、子どもの衣類を収納していたスペースを、”趣味の道具置き場”や”季節物の保管場所”に切り替えるなど、柔軟に使える設計(可動式の棚やハンガーパイプなど)にしておくと安心です。

将来のライフスタイルの変化も見越して、長く使える空間になるかどうかを判断材料にしましょう。

【施工事例】ファミリークローゼットのレイアウト別(採用例3選)

実際にファミリークローゼットを取り入れた事例をご紹介します!

タイプ別にご紹介していくので、「自分の家に本当に必要か?」「どのタイプが合っているか?」を考えながらチェックしてみてくださいね。

①L字型ファミリークローゼット施工事例

L字型は、通路スペースを確保しやすく、動線が自然で使いやすいのが特徴です。

比較的コンパクトな空間でも導入しやすく、家族ごとに収納エリアを分けられるのもメリット。

限られたスペースでも快適に使えるレイアウトです。

②I型ファミリークローゼット施工事例

I型は収納が片側の壁に沿って配置され、中央に通路があるシンプルなレイアウト。

左右で収納スペースが分かれているため、プライバシーが守られます。

写真のような形であれば、朝バタバタする時間でも混雑しないのがいいですね!

この写真のような広さにするためには広めの間取りは必要になりますが、ゆったりとした使い心地になるためストレスフリーな空間になります。

③U型ファミリークローゼット施工事例

こちらはU字型で壁3面を使っているため収納力が抜群です!

奥行きのあるスペースも活かすことができるため、衣類等が多い家庭におすすめです。

引き出しや棚の高さ、ハンガーパイプの配置を工夫することで、デッドスペースを減らし、効率的な収納が可能になります。

まとめ

最後までお読みいただきありがとうございました。

ファミリークローゼットは年々注目度が高まっていますが、すべての家庭にとって最適とは限りません。

ライフスタイルや収納量、家族構成などによっては「必要なかった」と感じることもあります。

後悔しないためにも、本当に必要かどうか、どの型が自分たちに合っているかをしっかりと見極めてから検討してみてくださいね。

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